医学生と社会人を育てた親が語る、テーマパークより夢中になった体験の価値
医学生と社会人になった二人の子を育てました。子育てで痛感したのは「子供の体力は本当に無限だ」ということ!
我が家も、USJやディズニーなどの有名テーマパークにも行きました。もちろん子供たちは大喜びでしたが、どこも大行列で親も子も疲弊。一度行くと、「もう当分行かなくていいかな」というのが子供たちの本音のようでした。
そこで我が家が力を入れたのが、お金があまりかからず、子供たちが心から夢中になり、成長を感じられた体験型レジャーです。今回は、小学生時代に体験して満足度が高かったレジャーを厳選してご紹介します!
1. なぜ? 高額な卒業旅行より「海水浴+民宿」が喜ばれた
実は、小学校の卒業など節目に合わせて行った3泊4日の旅行で、有名観光地やテーマパークを選んだ時の満足度は低かったのが実情です。
親としては「特別な思い出になるはず」と期待しましたが、行列や人混みに疲れてしまい、子供たちは「早く帰りたい」というのが本音だったようです。
一方、毎年夏に恒例で行っていた海水浴と海水浴場の目の前の民宿に泊まるというシンプルな旅行は、子供たちの満足度が圧倒的に高かったのです。
子供たちが求めていたのは、親が計画した非日常のイベント(観光)よりも、非日常の環境(海や自然)で、いつものように自由に遊べる時間だったのだと気づかされました。
2. 子供の成長が劇的に見えた!コスパ最強の体験レジャー7選
費用が安く済み、何より子供の成長を感じることができた、我が家おすすめのレジャーをご紹介します。
【1】大型遊具のある公園(無料〜格安で体力発散!)
- 大型遊具のある公園は、子供の体力発散に最高!隣接する市町村だけでなく、休日にドライブがてら近県の大きな公園まで遠出することも多々ありました。
- 友達家族とのピクニックを兼ねて行くのも楽しい思い出になります。
- 費用: ほとんどが無料(一部、ガソリン代や高速料金のほか、駐車場代や入場料が必要な場合もありますが、テーマパークと比べると格安です)。
【2】海水浴(夏の定番!温泉とのセットがおすすめ)
- 移動費はかかりますが、現地費用は駐車場代くらい。丸一日自然の中で思い切り遊べます。
- 海で冷えた体を温めるために、帰りに温泉やスーパー銭湯に寄るのが我が家の定番でした。
【3】キャンプ(家族ぐるみの交流の場に)
- 我が家は海水浴やBBQとセットで楽しむことが多かったです。
- 会社の同僚など家族ぐるみで参加。学校とは違うお友達と年に一度会うのが楽しみになっていました。
【4】釣り体験(苦手克服と食育を兼ねて)
- やっぱり釣れると楽しい!釣りの本を買って研究していました。
- 最初の頃は触れなかった釣った魚や餌の虫がつけられるようになるなど、回数を重ねると成長を感じられました。
- 小さくても、自分で釣った魚を食べるのは格別!立派な食育になりました。調理は親でしたが。
【5】農業体験(学校のお便りが宝の山!)
- 田植えや稲刈り、野菜や果樹の収穫、さらには川遊び、もちつきや雪遊びまでがセットになった体験に参加。NPO団体主催で収穫した野菜や果物のお土産付きの上、格安でした。
- お得な情報ゲットのコツは、学校のお便りを徹底的にチェックすること!お便りが届くのが遅れることもあるので、人気のイベントは、親がネットでもチェック。今年がダメでも翌年にリベンジをしたこともあります。
【6】登山・ハイキング(劇的な成長を感じたレジャー)
- 会社の同僚と「ハイキング部」を結成し、家族で参加(日帰りできる範囲)。
- 小1:「荷物は持たない、歩かない」とわがまま三昧だったのが、小2になると一転、リュックを背負い、親顔負けのスピードで登るように。子供の成長が劇的に感じられる、感動的なレジャーでした。
【7】バーベキュー(自宅の庭を「特別な場所」に変える魔法)
- 遠くまで出かける必要がなく、自宅や友人宅の庭など「いつもの場所」が非日常の「特別な場所」に変わるのが、BBQの最大の魅力。
- 買い出しや準備は大変でも、みんなが協力してくれるイベント。大人も子供も混ざって、火を囲んでもおしゃべりも楽しいです。
- 成長を感じた瞬間: 子供が大きくなるにつれ、大人がしていた火起こしなどを任せられるようになりました。
- 協力と責任感: コップに名前を書く係、野菜や肉を焼く係など子供たちができることを交代で担当。準備やお片付けもみんなで分担することで、遊びながら共同作業の楽しさや責任感を学び、成長を感じました。
【番外編】その他のおすすめ
ほかにも、スキー、木登り体験、カヌー、スライダーのあるプールなども子供には人気でした。
3. アットホームな交流が生んだ「お金では買えない感動体験」
私たちがこうしたレジャーに心から満足した最大の理由は、単なる費用対効果の良さではなく、そこで得られた「人との温かい交流」でした。
民宿の最高の付加価値
民宿というアットホームな環境だからこそ、大きなホテルでは絶対にできない、温かい交流がありました。
- お弁当運搬船でのサプライズクルーズ 毎年泊まっていた民宿では、離島の釣り場の釣り客にお弁当を運ぶ船に「ついでだから」と私たち家族を乗せてくれたことがありました。小学生だった子供たちは大喜び!大勢の観光客の中ではありえない、特別な計らいでした。
- モリで突いた魚が「お造り」に! 子供がモリで突いた魚を宿に持ち帰ったところ、快く引き受けてくださり、その日の夕食に見事な「お造り」にしてくれたのです。自分で獲った魚が食卓に並ぶこの経験は、命の尊さと美味しさを学ぶ、最高の食育となりました。
【まとめ】本当に子供を成長させるのは「人との交流」
費用が安く済み、荷物も少なくて済む手近なレジャー。そこで子供たちが得たのは、システム化されたテーマパークのサービスでは得られない、「人との交流」、「自分が主体になって体を使う体験」という最高の体験でした。
- 学校とは違う環境で、たまに会う友達や、親よりも若い「大人のお兄さん、お姉さん」に遊んでもらえるのは格別な経験。
- 不思議と、子供同士の集まりでありがちな喧嘩もなく、皆が自然と協力し合って楽しんでいたのが印象的です。
高額な費用と行列に疲れるテーマパークも良いですが、時には「お金がかからず、心と体が満たされる」体験型レジャーに目を向けてみませんか。子供の生き生きとした笑顔と、確かな成長を感じられるはずです。ぜひ、今年のレジャー計画の参考にしてみてください。
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