うちの子は、塾に大金をかけることなく「低コスト学習法」で国立医学部に現役合格しました。
高い塾代やゲームなどの高いご褒美代をを払わなくても、子供のやる気を引き出す方法はあります。
「わが家が実践した“食べ物ご褒美”戦略は、シンプルなのに効果抜群でした。
ご褒美戦略のきっかけ:「高級アイス」が切り開いた中学の好スタート
ご褒美作戦のきっかけは、息子が中学1年生で初めての定期テストを迎える前でした。
「ハーゲンダッツ級の高級アイスが食べたい!」
普段、我が家では箱入りの300円ほどのスーパーアイスか1個100円~200円のアイスしか買いません。高級アイスは「いいことがあった時」限定。そう伝えると、息子は目を輝かせながら言いました。
「定期テストで450点取ったら、買ってくれる?」
その誘いに、私は二つ返事で乗りました。
ご褒美戦略の効果
450点クリアで「家族の楽しみ」に変わるご褒美
中学の5教科で450点(平均90点)は、うちの子の中学では余裕で上位5位以内に入れる水準です。塾なしでこの目標を達成できたら、親として文句なしです。
【結果】
- 1回目: 惜しくも447点。
- 評価: 頑張りを評価し、家族全員分の高級アイスを購入!
- 2回目以降: 定期テストのコツも掴み、上の子の過去問というアドバンテージも活用し、毎回450点を超えることが定着。ご褒美の「ちょっといいアイス」も定番化しました。
ケーキ、外食…目標達成でご褒美をグレードアップ
「食べるご褒美」が予想以上の効果を発揮したのは、中1で初めて受けた実力診断模試でした。なんと、学校1位の475点超え(平均95点超え)!
この時は、次回以降のモチベを上げるために、「専門店のケーキ」にグレードアップしました。
普段、誕生日やクリスマス以外は私が手作りケーキを焼いていた我が家にとって、お店のケーキは実は相当なモチベーションになったようです。
これ以降は、450点越えは高級アイス、475点越えはケーキが基準になりました。
「食のご褒美」が成功した理由
- 心の栄養: 一人分ではなく「家族分」を買うため、「〇〇(子供の名前)のおかげで今日のおやつが豪華だね!」と、家族みんなで美味しく食べるのが恒例に。テスト後のご褒美タイムは家族の団らんになり、「心の栄養」にもなりました。
- 低コスト&高頻度: ゲームなどの高額商品と違い、ケーキや外食は頻繁に用意しやすく、家計の負担も抑えられます。
検定や習い事の大きな進級などでも、外食やケーキを「家族のご褒美」として活用していました。
高校でも続いた理由
「子供だまし」が「高校」まで続いた理由
「こんな子供だまし、いつまでも続かないだろう」、そう思っていた私にとって、高校入学後の出来事は驚きでした。初めての定期テスト前、なんと息子の方からこう聞いてきたのです。
「あれどうする?450点でアイスって約束?」
高校でも続けるつもりなのかとびっくりしましたが、息子もこのご褒美戦略を気に入っていたようです。
進学校でご褒美戦略をリニューアル
しかし、進学校のテストは難度が格段に上がり、科目も細分化されて5教科では収まりません。「450点」という絶対目標は現実的ではなくなりました。
そこで、新しい目標を設定しました。ちょっと厳しめですが、子供と相談の上、決まった基準は、
- 上位10%以内: ケーキ
- 上位20%以内: アイス
当然、進学校ではお楽しみの頻度はグッと減ってしまいましたが、この「ご褒美戦略」は、高校3年間、子供の頑張りを支える一つの原動力になってくれたのです。
まとめ:低コストの「食べるご褒美戦略
ゲームやモノではなく、「家族で分かち合える食」をご褒美にする戦略は、金銭的負担が少ないだけでなく、「勉強=家族の喜び」につながる最高のモチベーションだと実感しています。
お子さんのやる気アップに悩んでいる方は、ぜひ“家族で味わうご褒美”を試してみてくださいね。
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