「あなたは毎日のこと、ちゃんと覚えていますか?」
忙しい日々の中で、料理や育児、家族との出来事を忘れてしまうこと、ありますよね。
私はそんな時のために、日々の記録を“なんでもノート”にまとめています。
始まりは献立ノート
もともとは、結婚したときに「献立を考えるのが面倒だな」と思って始めた献立ノートがきっかけでした。
おいしくできた料理や、よい組み合わせの献立をメモしていたのが始まりです。
日記のような記録も1冊にまとめる
そこに子どもが生まれて、育児の記録や日々の出来事などが加わり、
いつの間にか「なんでもノート」になりました。
面談ノート、家庭菜園ノート、ワードローブノート、家計簿はそれぞれ分けていますが、
日記のような記録は、何でもこの一冊に書き込んでいます。
思いついたときにサッと書ける気軽さが、自分には合っているようです。
ページの使い方と1冊の期間
前から使うページは、縦に半分に折って使います。
左半分には日付と食べたもの、右半分にはその日の出来事や一緒に行った人、自分の服装などを書きます。
仕事の日や特に何もなかった日は書かないので、できるだけ分厚いノートを選び、
1冊で2〜3年分の記録になることが多いです。
後ろからは「覚え書きノート」
ノートは、前からは日常の記録、後ろからはお役立ち情報の覚え書きとして使っています。
読んで面白かった本、買い替えたいものやほしいものリスト、行きたい場所ややりたいことなどもここに。買ってよかったも書いています。
年のはじめには、見開き2ページを使って「1年の目標」を書きます。
そのとき、前年の目標がどれくらい達成できたかもチェック。
こうして毎年ノートを見返すと、自分の変化や成長も感じられて面白いです。
1冊で「暮らしの全部」がまとまっているのが、このノートのいちばん気に入っているところです。
メモをしていて良かったこと
記録をしていると、後から思いがけず役に立つことがあります。
たとえば小学校で「〇才のころの私」という宿題が出たとき。
ノートをめくると、その頃の身長や体重、好きだった遊び、かかった病気などが書いてあります。忘れていた、子供の面白かった発言や言ってくれて嬉しかった言葉なども、ノートを読んで思い出すことができました。
それをもとに子どもと一緒に思い出話をするのも楽しい時間です。
アルバムもいいけれど、文章の記録も、忘れていたことを思い出させてくれます。
育児にも、気持ちの整理にも
育児では「成長が遅いかも」と不安になることがあっても、
メモを見返すと「数か月前はできなかったのに、今はできている」ことがわかります。
証拠があると、気持ちにゆとりが持てます。
服の記録で買い物上手に
服を記録するのは、無駄な買い物を減らすためです。
買った服や値段、着た回数などをメモしておくと、
断捨離のときに「5年前の服ならもういいか」と踏ん切りがつきます。
また「この1年着なかった服」をメモし、
“なぜ着なかったのか”を一言書いておくと、次の買い物の失敗が減ります。
家庭菜園ノートで試行錯誤
家庭菜園では、植えた時期・品種・種まきの日・発芽日、収穫量などを記録しています。
失敗も書いておくと、「何が原因だったか」が見えてきて、次の年に活かせます。
水やりが少なかったとか、肥料が合わなかったとか。
こういう小さな反省メモが、年々の上達につながっています。
面談ノートも活躍
子ども一人につき一冊のノートを作っていて、参観日の後の懇談や学校・塾の三者面談の内容を軽くメモ。
「どんな話があったか」「次に聞きたいこと」などを書いておくと、後で見返してもすぐ思い出せます。
そんなに書かないので、小学校から高校まで一~二冊で足りています。
おわりに
メモは、小さなことの積み重ねだけど、
暮らしの中で思った以上に役に立ちます。
友達が遊びに来るときは、ノートを見返して前と違うお菓子や料理を準備したり、同じ人と会う時は前と違う服に変えることもあります。なんか最近の献立がマンネリだなと思ったら、「去年の今頃何食べていたっけ?」とノートを見返すと、ヒントになることもあります。
あとで読み返すと、「あのとき書いておいてよかった」と思うことばかり。
これからも、無理のない範囲で“ゆるくメモ生活”を続けていこうと思います。
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