忙しい医学部自宅生と親が垣間見る大学のテスト
自宅で暮らす医学部生の子供。本人は部活やバイトで忙しく、朝型の私と夜型の子供では生活リズムが全く合わず、顔を合わせる時間はほとんどありません(笑)。
そんな我が家ですが、たまにリビングダイニングで勉強している姿を見かけると、「あ、大学のテストが近いんだな」と察します。先日、私がリビングを通った際に目にしたのが、医学部に入ってからの「専門的なテスト」の準備でした。
衝撃のテスト内容:250部位の英語暗記
子供が黙々と取り組んでいたのは、大学の医学系のテスト対策。その内容は、親の私から見ても衝撃的でした。
- 課題: 体の部位の名称を英語で記述する。
- 暗記量: 250以上の専門用語。
出題は数十問らしいのですが、どの部位が出るかは分からないため、結局250以上全部を覚えなければならないのです。
私が「大変だね!」と言うと、子供は意外と平然としていました。「高校受験以来、久々だ~」と言いながら、黙々と暗記作業を続けています。彼曰く、この膨大な暗記作業、意外と「脳筋(脳の筋トレ)みたいで好き」なのだとか。
脳筋医学部生の勉強法:お経のような「ぎっしり書き出し」
勉強方法は小さい頃から変わらず、ひたすら書くタイプです。使っているのはA4やカレンダーの裏などの比較的大きな紙。
その紙に、1センチくらいの小さい字でぎっしりと、何度も書いて、視覚と手の動きで記憶を定着させていました。丁寧にという要素はなく、本人にしか読めないような雑な字で早くたくさん書く、量産型です。縦横や字体は違いますが、こちらからすると隙間なく読めない字が並んでいるので、まるでお経みたいな感じです。
この、膨大なタスクを前にしても逃げず、「自分のやり方で処理しきる体力」は、受験を乗り越えたからこそ備わっているのだと感心させられました。
結果は一発合格。そして医学部のリアルなフォロー体制
一応、結果は一発合格だったそうです。
このテストで特に印象的だったのは、彼が合格後に語った大学側の対応です。
当然本試で落とす人も、もちろんいたようですが、
「落ちても追試、追追試まであったらしいから、最終的に不合格者はいなかったみたいだよ」
医学部という厳しい世界においても、学生を安易に落とすのではなく、粘り強くサポートし、必ず知識を定着させようとする大学側の体制があることを知りました。医師という専門職を育成する現場のリアリティであり、学生の基礎力と大学のサポート体制の両輪が重要なのだと感じました。
親としても、追試などの救済措置があることは大きな安心材料です。
まとめ:医学部合格者が持つ「揺るぎない基礎体力」
このエピソードから、親として改めて感じたことがあります。
膨大な量を前にしても、「脳筋が好き」と言って、それを楽しんで乗り越えられるのが、やはり医学部に合格する人たちなのだな、と。
短期間での膨大な量の暗記方法は人それぞれあると思いますが、子供が受験を通して確立した「自分の型」を持っていて、それを大学の専門学習でも実行して、定着させている人が残れるのだと。
そして、追試・追追試というフォロー体制があることは、親としても少し安心できる情報でした。もちろん努力は必須ですが、大学が本気で学生を育成しようとしている環境があることも分かりました。
私たち親世代から見たら大変そうな暗記も、彼らにとっては「久々の脳トレ」。
自宅にいてもあまり会わないけれど、ふとした瞬間に垣間見える子供の「学習への体力」に、頼もしさを感じる出来事でした。



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