医学部の二次試験(面接)について、我が家の実体験をまとめました。 わが家は身近に医学部関係者がおらず、情報不足なまま不安を抱えて面接に送り出しました。
同じような親御さんや受験生の皆さんに、少しでも安心をお届けできれば幸いです。
「2回呼ばれたらアウト」という噂の真相
医学部受験で囁かれるのが、「面接後に再度呼ばれたら不合格の可能性が高い」という噂です。
この話を知ったきっかけは、医学部関係の保護者がいる高校の同級生からの情報でした。気になってネットで調べてみたところ、同様の話がいくつか出てきました。結局、それが真実かただの噂なのかはわかりませんでしたが、「再面接は適性を再確認されている」のかもしれません。
子供が一度の面接で戻ってきたとき聞いたときは、本当に胸をなでおろしました。結果的に合格をいただけたので、一度で終わるに越したことはないのかもしれません。
学科の手応えが「最悪」でも諦めない
試験は2日間。初日に学科、二日目が面接でした。 二次が得意だったはずの子供ですが、初日の学科が終わると「過去問よりずっと難しかった」とどんより。厳しい自己評価のまま、二日目の面接に臨むことになりました。
面接は教官3人に対し受験生1人。 最初はガチガチに緊張していたそうですが、面接官の先生が「面接は大丈夫だから、気楽に話しましょう」と優しく声をかけてくださり、少しずつ自分の言葉で話せるようになったそうです。
医学的な質問「クローン」と、誠実な「分かりません」
印象的だったのは、医学的な専門知識を問う質問が出たときのこと。 「クローン技術」などのテーマを深掘りされ、ついに答えられなくなった子供は、正直に「分かりません」と伝えました。
すると面接官は、 「それまでの受け答えでよく知っていることが分かったから、あえて難しいことを聞いたんだよ。気にしなくていいですよ」 と笑顔でフォローしてくださったそうです。 医学の世界では知ったかぶりが一番危険です。分からないことに直面した際の「誠実な態度」を評価していただけたのだと感じました。
親ができる3つのサポート:学校・塾・家庭の使い分け
情報が少ない中で、我が家が意識した「リソースの使い分け」です。
- 学校の活用: 面接の実戦練習は、プロである高校の先生を全面的に頼りました。第三者の視点でアドバイスをもらうことが、親子ともに一番の安心材料になります。
- 塾への判断: 通っていたのは医学部専門塾ではなかったので、面接対策はあえて頼みませんでした。無理にお願いして一般的な指導を受けるより、その時間を自習や休息に充てたほうが効率的だと判断したからです。
- 家庭での役割(身だしなみと練習): 親ができるのは、小学生に言うような「シャツの裾を出さない」「ボタンを留める」といった基本的なチェックです。 散髪のタイミングも工夫しました。共通テスト後のゆとりがある時期に短めに切り、直前に慌てないよう、当日までに髪が馴染むように調整しました。
前夜には、子供の頼みでリビングで入室や志望理由の練習もしました。夫が不在でしたので、パート主婦ですが、面接官役をやりました。親子ゆえの照れもありましたが、最後の確認をする大切な時間になりました。子供の志望動機をその時初めて聞くことができました。
最後に
医学部の面接は、落とすためではなく「医師としての適性がない人をはじくための試験」だと思います。 学科試験の手応えが不十分でも、諦めずに誠実な態度で挑めば道は開けます。親にしかできない「環境づくり」と「信じる心」で、どうぞお子さんを送り出してあげてください。


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