大学進学、とくに医学部進学にはお金がかかります。
よく「国立医学部は格安」といわれますが、実際にどのくらい必要なのでしょうか。私立医学部との違い、そして我が家の実体験をもとに、入学前後にかかった費用をまとめてみました。
国立と私立の学費の違い
まず大きな違いは学費です。
- 国立医学部
- 入学金:約30万円
- 授業料:約54万円/年
- ストレート卒業で総額:約360万円
- 入学金:約30万円
- 私立医学部
- 学費だけで数千万円必要
- 学費だけで数千万円必要
我が家は経済的に私立は無理と判断し、国立一本に絞りました。
入学準備にかかる費用(初年度)
🔹 保険・会費など(約17万円)
- 学生保険(6年分、一部は医学生必須)
- 校友会・同窓会費
- 医学部後援会(入るか迷いましたが、念のため加入)
🔹 生協関連
- 出資金:2万円
- 食費・教科書代としてチャージ:5万円
🔹 勉強に必要なもの(合計約40万円)
- パソコン
- iPadレンタル(教科書代わり)
- 電子辞書
- 教科書セット
🔹 健康関係
- 抗体検査・ワクチン接種:約1万円(ワクチン代)
🔹 衣類
- スーツ:約6.7万円(成人式と兼用)
- 私服:約7万円(GU、ユニクロ、若者向けブランド)
💰 初年度春に必要だった金額
- 入学金:約30万円
- 授業料(前期):約28万円
- 入学準備費用:約80万円
➡ 合計:約138万円
プラスα:自動車運転免許の取得費用
医学部生は臨床実習や将来の勤務を考えると、自動車運転免許はほぼ必須です。
授業や部活が忙しくなる高学年よりも、比較的余裕のある1~2年生のうちに取得しておくのがおすすめです。
- 普通自動車免許取得費用:約20万円前後(教習所や合宿により差あり)
この費用も、大学生活費用の一部として見込んでおくと安心です。
工夫できる節約ポイント
- パソコン・電子辞書:すでに持っていれば不要
- ワクチン:抗体があれば省略可能
- スーツ・私服:既存のものを活用すれば大幅削減
- 後援会や校友会:必須ではないので慎重に検討を
まとめ
国立医学部は「学費が安い」といわれますが、実際には入学準備だけで100万円以上必要になります。一人暮らしの場合はさらに住居費・家具・生活費が上乗せされる点に注意が必要です。
さらに、運転免許の取得費用(約20万円)も早めに計画しておくと安心です。
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