📚 はじめに:なぜZ会を10年間続けたのか?
通信教育を選ぶ際、「本当に効果があるのか」「うちの子に合うのか」と悩まれる方は多いと思います。
我が家も例外ではありませんでしたが、結果的に子どもは小学3年生から高校3年生までの10年間、Z会を継続することになりました。結果、国立医学部に現役合格することができました。
この記事では、まず我が家がZ会にたどり着いた「乗り換えのきっかけ」と、親としてその教材の質の高さに驚かされた小学時代の体験について、正直にお話しします。
1. 小3で進研ゼミを辞めた決定的な理由
Z会に切り替える前は、小学校低学年でベネッセの進研ゼミを受講していました。親としては「どんな教材でも続けていれば力はつくはず」と考えていました。上の子も進研ゼミにお世話になっていたので、当然の流れで下の子もしていたのですが、ある日突然、小3の途中に子ども自身か進研ゼミは、ばかばかしいからやめたい」と言われて驚きました。
その背景にあったのは、通信教育の付録や付属コンテンツへの不満でした。
📌 兄弟間で同じ付録が届く違和感
上の子がいた我が家では、しまじろうで有名なベネッセの「こどもチャレンジ」からの流れで進研ゼミを受講していました。当然のことですが、上の子の時に届いた進研ゼミの付録や付属のDVDがほとんど同じ内容で、下の子の時も届いていました。DVDの内容は、上の子の時に来たのを一緒に見ていたりするので、「またこのパターンか」と思ったのでしょう。
上の子で届いた付録は目新しくても、そのうちに飽きたり、遊ぶうちに壊れたりします。上の子に届いたものも、兄弟であれば一緒に使って遊ぶことも多く、そのため、下の子に届く頃にはすでに目新しさがなく、届いたときに既に物足りなさを感じるのは当然でした。
付録という魅力の価値が下がったときに、子供にとってをとる価値は下がって当然でした。
付録は確かに子供の興味を引くものものも多かったですが、親にとっても、学力向上のためにプロに金を払っているのに、付録にお金を払っているような気もしていました。
この費用対効果への疑問が募った時、子どもの「ばかばかしい」という言葉が、Z会への乗り換えを決断させました。
ちなみに上の子は特に不満がなかったようでしたので、その後も進研ゼミの教材を継続しています。付録も一回目であれば、子供の食いつきは問題ないと思います。
💡 英語教材 Be-Goと公文への移行
下の子はベネッセの進研ゼミをやめましたが、ベネッセの全てを否定したわけではありません。
同じベネッセでも、英語の「Be-Go(ビーゴ)」は、下の子が大好きでしたし、親も発音練習機能などを評価していたので最後まで継続しました。
ビーゴ終了後は、最終的に公文式へ切り替えました。
何事も、惰性で続けず、アップデートすることも必要だと思います。
2. 親が驚いたZ会 国語教材の「真の教材力」
子どもの意欲を尊重し、Z会へ乗り換えた後、親としてその教材の質の高さに最も驚かされたのが国語でした。進研ゼミで不満なく続けていた上の子も、後々国語だけはZ会を追加で受講させたほどです。
Z会の国語を推すのには理由があります。それは、Z会が教科書準拠ではなく、厳選されたオリジナル文章を徹底して採用していたからです。
Z会国語教材がもたらした3つのメリット
- 読解力の「強制力」: 教科書と同じ問題だと「分かっているつもり」になり、文章を深く読まない可能性があります。しかし、Z会は新しい文章であるため、問題に正しく答えるには文章を絶対に読まなければならない。この強制力が、本質的な読解力を鍛えてくれたと感じています。
- 知的好奇心の育成: 出題される文章が非常に良質です。「続きが読みたくなる」「その部分だけでも十分面白い」と感じられる質の高い文章との出会いが、読解力だけでなく、子どもの知的好奇心も育んでくれました。実際、続きを読むために、本を探したこともあります。
- 長い文章への耐性: 当時、我が子は長い本を読むのが苦手でした。Z会の教材を通して、良質な長い文章を読むことに慣れる良い機会となり、これがその後の学習に大きく役立ちました。
教科書の予習・復習という枠を超え、真の学力の基礎を築くことができるZ会の国語教材は、我が家が10年間Z会を信じて使い続けられた、最大の理由の一つとなりました。
のりかえたときに、Z会では付録は来なくなることは説明したのですが、子供はそこには特に不満を持っていませんでした。教科書準拠のチャレンジよりは難しくなると思うよ、とも言いましたが、「少し難しいことに挑戦すること」が子供の向上心をくすぐったようで、内容に満足していたようでした。
次回以降、小学校、中学校、高校で、具体的にどのように選んで受講したか、塾との併用をどうしたかを紹介したいと思います。


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