「口出ししたい衝動」に勝ったら、子が伸びた。親が後悔と反省から学んだ【見守り育児】のコツ


はじめに

子どもには自分で考えて行動してほしい。頭ではそう分かっていても、つい口出ししちゃうのが親ですよね。私もそうでした。

でも、親がグッとこらえて見守ることで、子どもが自分で学ぶ経験は、想像以上に大きかったんです。この記事では、私が経験した4つのエピソードと、そこから学んだことをご紹介します。


1. 周りがやめてもいい。本人の「続けたい」を優先したサッカー

小学校の習い事のサッカーは、1〜2年生まではクラブチームがなく、入った子はみな一緒に練習していました。3年生からクラブチームとそれ以外に分かれます。うまい子はクラブチームに誘われたり、自ら入りたがるようでした。うちの子は水泳も習っており、週2回の平日の練習と土日に遠征のあるクラブチームとの両立は無理だと思っていました。

【親の葛藤ポイント】

  • 3年生で「クラブチーム(ガチ)」か「やめる」が一般的だった。
  • うちの子は少数派の「お楽しみコース」を選択。
  • 正直、「月謝がもったいないし、やめさせようか」と迷った。

しかし、本人が「続けたい」と強く言ったため、その意思を尊重。周りがやめていく中でも、週1回楽しんで体を動かし、6年生まで続けました。お楽しみコースは、3年生から6年生までが一緒なので、和気藹々と練習します。人数も少なめ、チーム内では上手な方だったようで(自己申告です)、自信もついたようです。

🌟 学びのポイント: 周りの流れや親の金銭的な基準ではなく、「子どものやりたい気持ち」を優先したことが、確かな自己肯定感に繋がりました。


2. 「手作り返し」に戸惑いつつ見守ったバレンタイン

バレンタインにお菓子をもらったとき、子どもは「手作りには手作りで返す」と言い出しました。
最初は作れそうなレシピを探して、お手伝いしながらお菓子作りをしました。

【親が見守ったこと】

  • 最初は一緒に作っていたが、成長するにつれ、自分でレシピを見て作るように。
  • 女の子のように大量に配るわけではないので、「わざわざ手作りまでしなくても…」と戸惑った。

結果、作ったりラッピングしたりする過程を本人が楽しんでいました。お友達にも喜んでもらえました。

🌟 学びのポイント: 親の基準で判断せず見守ると、準備から渡すまでの一連の行動が学びとなり、子どもの主体性が育ちました。


3. 親の誘導で「貴重なリクエスト権」を潰した大反省

我が家は「誕生日プレゼントは子どものリクエストを聞く」という方針。
子供にとっては、年に一度の貴重な機会でした。
ところが、子供の体幹を鍛えたいと思い、ブレイブボードを私がごり押ししたことがあります。
結果的に子供がブレイブボードでいいと折れて、その年の誕生日プレゼントにしたのですが、それが大失敗でした。

  • 過去に私がブレイブボードを買わせようと誘導し、子どもはすぐには乗りこなせず結局2年放置。
  • 「お母さんのせいでつまらないものになった」と文句を言われ、リクエスト権を潰したことを深く反省。

数年後、近所のお兄さんのスケボーを見て突然やる気に。知らない間に乗れるようになっていました(笑)。でも、かわいそうなことをしたと反省したので、それ以来、誕生日プレゼントは必ず子どもに選ばせています。

🌟 学びのポイント: 親の希望で、子どもの「選ぶ権利」を奪ったことを反省。やはり主体は子供にすべきだった。でも、子どもの「やる気」は予期せぬタイミングで訪れるものです。


4. 先生のハグに救われた、手作りクリスマスカード

大好きな担任の先生に、手作りのクリスマスカードを渡したいと言い出しまたことがあります。

【親の心配と結果】

  • 家にある材料で作ったもので、「正直、そんなに上手じゃないな(笑)」と内心思った。
  • 個人的なやり取りを控えるべきかとも思ったが、止めたい気持ちをこらえた。

終業式の日の前日に、先生にカードを渡すことができ、こっそり「ありがとう」のハグしてくれたそうです。先生が喜んでくれたことがわかり、本人は大満足。後日、先生からお返事のハガキが届き、宝物のように飾っていました。

🌟 学びのポイント: 親が心配しても、子どもの純粋な行動を見守ることで、大きな達成感温かい人間関係の学びが育ちます。


💖 まとめ:時には見守るのが、一番ハッピーな選択

子どもが自分で考えて行動する経験は、本当に大事です。

親が急いで口出しせず見守ることで、自信や判断力が育ちます。小さな失敗や文句も、子どもにとっては大切な成長の一部。

時には見守ることが、親子にとって一番ハッピーな選択かもしれません。

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