子供が医学部に入ってびっくりしたこと

大学生活といえば、少数の本気の人は部活に入り、それ以外の大多数はサークルでゆるく楽しむ――そんなイメージを持っていました。
ところが、子供が入学した国立医学部では、部活動の方が圧倒的に多く、しかも盛んに行われているのです。


医学部ではサークルより部活が主流

医学部は6年制で、キャンパスも大学病院の近くにあることが多く、他学部のキャンパス(郊外にある場合も多い)とは距離があります。
そのため、全学サークルに医学部生が参加するのは難しく、自然と「医学部独自の部活」に所属する学生が多いようです。

子供が選んだスポーツもサークルはなく、選択肢は部活のみでした。結果として、部活中心の大学生活が始まりました。


意外と厳しい部活動

活動は週3回と毎日ではありませんが、欠席が認められるのは授業と病欠のみ。遊びやアルバイトを理由に休むことはできません。
さらに遅刻や無断欠席には罰則があり、遅刻3回で大学一周(約2キロ)のランニング。体育会系らしい厳しさに驚きました。

1年生は先輩より30分早く集合して準備をするなど、縦社会の雰囲気も健在です。
もちろん体力的に続けられず退部する学生もおり、決して誰にでも合うとは限らないようです。


テスト前でも部活はある

さらに驚いたのは、テスト前でも部活が普通に行われることです。
たまには試合もあり、テスト直前の週末に県外へ遠征ということも。さらに部活後には飲み会が企画されることもあります。

学年によってテストの時期が微妙に異なるため、スケジュールの調整は難しく、親としては「勉強の時間は足りるのだろうか」と少し心配になる場面もあります。


遠征や大会にかかる費用

部活には大会や校外試合もあり、県外遠征も珍しくありません。
年に一度は全国規模の大会も開催され、宿泊や交通費が想像以上にかかることも。親としては経済的な負担を感じる一方で、仲間と共に大舞台を経験できるのは貴重だと思います。


厳しさの中でも楽しむ子供たち

厳しさはありますが、子供は仲間に恵まれているようです。
長期休暇にはチームメイトと旅行に行くなど、大学生活を楽しんでいます。親としては、勉強だけでなく人間関係や経験を通じて成長している姿を見るのが何より安心です。


まとめ

医学部の部活は想像以上に厳しく、サークル活動が少ないため、多くの学生が自然と部活に所属することになります。
テスト前でも活動が続くなど大変な面はありますが、仲間との絆や体力づくり、協調性を学ぶ場として大きな意味があるのだと感じています。

医学部を目指す方やそのご家庭は、「勉強だけでなく部活も本格的」という点を知っておくと良いかもしれません。

医学部生活には想像以上の厳しさもありますが、それを乗り越える中で、きっと大きく成長していく姿を見ることができると思います。親として温かく見守っていきたいですね。

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